
台風にかわった名前が毎回ついてるけど、あれって誰が決めてるの?



たしかに!動物だったり、植物だったり。毎回決めるの大変ですよね!
誰がどのように選んでいるんでしょうね?
この記事でわかること
- 台風の名前はどうやって決まる?
 - 誰がどのようにつけている?
 - 強さや大きさの名称はどうやって決まっている?
 
それでは見ていきましょう!
台風の名前の由来とは?
台風の名前は、毎年決まったルールに従って付けられています。
日本では「台風第〇号」と呼ぶのが一般的ですが、国際的には「アジア名」と呼ばれる固有の名前が使われます。
気象庁や台風委員会が管理しており、誰にでも分かるように統一されています。
台風名は誰が決める?
台風の名前は「台風委員会」という国際的な組織が決めています。
加盟する14の国と地域がそれぞれ10個ずつ名前を提案し、合計140個のリストが作られています。
(▶▶国土交通省 気象庁)


日本は星座に由来する10個の名前を提案👇
| コイヌ | ヤギ | ウサギ | 
| カジキ | コト | クジラ | 
| コグマ | トケイ | トカゲ | 
| ヤマネコ | 
台風が発生すると、リストの順番に沿って名前が付けられ、最後まで使い終わると最初に戻ります。
☆名前を付ける目的:番号より覚えやすく、各国で同じ情報を共有しやすくするため
台風の名前に「引退」がある!?
大きな被害を出した台風の名前は、もう一度使われることはありません。これを「引退」とよびます。
引退した名前の代わりには、新しい名前が提案され、リストに追加されます。
これは、混乱を防ぎつつ、名前に込められた記憶を大切にするための大事なルールです。
台風の名前の付け方の条件とは?
台風の名前は、自由に決められるわけではありません。いくつかのルールがあります。
- アルファベットで9文字以内
 - 発音がしやすいこと
 - 侮辱的な意味を持たないこと
 - 個人の名前や地名、商標のようなものは使えない
 
台風名には自然や動物、植物、伝説に関する言葉などが多く使われています。
こうしたルールのおかげで、世界中で共通して使いやすい仕組みが保たれています。
台風の名前の由来ってどう読む?意味や語源の見方と確認ポイント



名前を聞いてもすぐに意味のわからないものもありますね。
これは、さまざまな国の言葉から作られているためです。
「ダムレイ」→→カンボジア語で「象」、
「マンクット」→→タイ語で「マンゴスチン」という果物。
日本の名前は星座由来のものが多く、文化を感じられる特徴があります。
意味を調べたいときは、気象庁の公式サイトで確認できます。(▶▶国土交通省 気象庁)
台風の名前の由来を知ると、ただの呼び名ではなく、各国の文化や自然に込められた思いを感じることができます。
台風「〇号」とは?強さや大きさの名称はどうやってきまっている?



名前のほかに、「①〇号➁大型で➂非常に強い」
このような言葉も一緒に聞きますよね!これはどのような基準があるのでしょうか!?
台風〇号とは?



〇号とは、台風番号です。その年に発生した順番でつけられています



それはなんとなく予想がつきました!じゃあ「大きい」や「非常に大きい」はどうやって区別してるんですか?
台風の大きさ
台風の大きさは、強風域の大きさで決まります。
☆強風域(風速15m/sの風が吹いているか、吹く可能性がある範囲)の半径がどのくらいか
| 階級 | 風速15m/s以上の半径 | 
|---|---|
| 大型(大きい) | 500km以上~800km未満 | 
| 超大型(非常に大きい) | 800km以上 | 
👇台風の大きさを日本列島と比較すると、下の絵のようになります。


※強風域の半径が499km以下の場合は、階級としては「並みの大きさ」ということになりますね
台風の強さ
台風の強さは、中心付近の最大風速(10分間平均風速)で決まります。
| 階級 | ![]() ![]() 強い  | ![]() ![]() 非常に強い  | ![]() ![]() 猛烈な  | 
|---|---|---|---|
| 最大風速 | 33m/s以上~44m/s未満 | 44m/s以上~54m/s未満 | 54m/s以上 | 
| 風に向かって 歩けなくなる  | 何かにつかまっていないと 立っていられない  | 屋外での行動は危険 | 
まとめ
台風の名前の由来を短時間で押さえられるよう、命名の仕組み・歴史・ルール・引退制度・防災での活用法まで要点だけを厳選してまとめました。本文を読む前に知っておくべきポイントを手早く確認できます。
・台風の名前は台風委員会に加盟する14か国が10個ずつ提案し、合計140個のリストがある
・各国が提案した140の名前が循環使用される
・名前決定にはルールがある(文字数、発音など)
・甚大な被害を出した名称は引退し、新しい名前が提案、追加される
・日本が提案した10個の名前は星座に由来する
・名前の読み方や意味が不明な場合は気象庁など公式発表を確認すること
・台風の大きさは、強風域の大きさできまる 
・台風の強さは、中心付近の最大風速できまる
台風の名前を知ることは、情報を正しく受け取り行動するための第一歩。












